こうした背景から、世界的に普及が拡大しつつあるのが「電気自動車(EV:Electric Vehicle)」です。電気自動車は車体に大きな蓄電池とモーターを搭載し、電気の力だけで走行するため、運転中に二酸化炭素を排出しません。その独特な加速感や未来的な顧客体験は、先進的な嗜好を持つ顧客層に支持を広げています。しかし、電気自動車の変革は単にエンジンが電気に置き換わっただけではなく、私たちの社会にさらなる大きなインパクトをもたらそうとしています。それが「V2X(Vehicle to X)」という新たな価値です。
「V2X」は、電気自動車の蓄電池を活用し、さまざまな電化製品やインフラと接続することを指すコンセプトです。この「X」には複数の対象があり、具体的には「V2L(Vehicle to Load)」、「V2H(Vehicle to Home)/V2B(Vehicle to Building)」、「V2G(Vehicle to Grid)」などが含まれます。それぞれの機能については、以下で詳しく説明します。
(※なお、車両が通信技術によって多様な情報と連携することも「V2X」と呼ばれますが、ここでは車両のエネルギー(電力)がさまざまなものと接続される側面に焦点を当てて解説します。)
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■V2X(Vehicle to X)とは?
(※なお、車両が通信技術によって多様な情報と連携することも「V2X」と呼ばれますが、ここでは車両のエネルギー(電力)がさまざまなものと接続される側面に焦点を当てて解説します。)
■V2L(Vehicle to Load)とは?
■V2H(Vehicle to Home)/V2B(Vehicle to Building)とは?
■V2G(Vehicle to Grid)とは?
■おわりに
みずほ情報総研株式会社 | 『令和2年度エネルギー需給構造高度化対策に関する調査等事業次世代自動車普及動向の調査報告書』
経済産業省自動車課 電動車活用社会推進協議会 | 『電動車活用促進ガイドブック』