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2020年9月30日

コラムvol.2『電力供給の仕組み』

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電力自由化で選べる電力会社が増えた事は皆さんも知っての通りです。
→まだ知らないという方はコチラ コラムvol.1 『電力自由化について』
次は、販売されている商品。つまり、電気のことをご紹介します。

家庭に電気が届くまで

家庭に電気が届くまで
まずは、電気が各家庭まで届けられる仕組みから。
大まかな流れは “発電所→送電線→変電所→配電線→消費者” となります。
この流れの中で、3つの種類に分けられた企業が関わります。


【発電】
文字通り、電気を作る企業です。水力や火力、原子力など異なる発電方法があり、
近年では風力、地熱、太陽光などのクリーンエネルギーに注力する企業も増えてきました。
【送配電】
発電所から消費者へと繋がる送電線や配電線などの送配電ネットワークを管理している企業です。
電気の安定供給のためにネットワーク全体で電力のバランスを調整し、停電になるのを防いでいます。
【小売】
消費者と直接やり取りをし、サービスやプランなどを提供する企業。多くの新電力がこの小売の部門に属します。
電気供給の流れ
発電のあとは、送電線を通って一次変電所に到着します。
ここから、家庭用や大規模工場用など、使用用途によって枝分かれしていき、
私たちが日頃使う電気は、配電用変電所から電柱の上にある柱上変圧器を通り、
引込線から各家庭に到着するというわけです。
電気を売る/買うというとイメージしにくいかもしれませんが、
その中身は、生産・流通・小売という一般的な買い物と同じルートなのです。

新電力にも種類があります

新電力にも種類があります
たくさんある新電力会社ですが、実は2つのタイプがあります。
1. 他社の発電所や卸電力市場から電気を仕入れ購入し販売する、小売事業のみを行っている企業。
  新日本エネルギーはこちらです。
2. 自社で発電所を持っており、自社で発電した電気と仕入れた電気を合わせて販売しているタイプ。
「小売のみ」と「発電・小売」のタイプが2つ。
では、送配電を行う新電力はいるのでしょうか?

送配電と新電力の疑問

送配電部門と新電力の疑問
送配電は全体のバランスを調整し、安定した供給と電気の品質を保証している大切な部門です。
そのため、政府から認可を受けた企業のみが送配電を担当しています。
ということは、どこの電力会社と契約していても、今まで通りの送配電担当を経由するため、
供給が常に一定に保たれるというわけなのです。


新電力の評判や口コミでよく見られるのは、
「停電が不安だな…」「契約中に倒産したら電気が止まるの?」といった、商品の品質についての疑問です。
当然、新電力の方が停電しやすいわけではありませんし、仮に契約している新電力が倒産してしまった場合には、
「常時バックアップ」といって、東京電力などの一般配電業者が代わりに電力供給をしてくれるので、
いきなり止まってしまうということはありません。

「電気」という大切なものだからこそ、消費者のデメリットとなりうる部分もきちんと整備されており、
普段何気なく使えることが、まさしく品質の証明となっているのです。

おわりに

多くの人が、新電力と契約することでこれまでの電気の使用状況とは、
変わってしまうのではという不安を持っているのではないかと思います。
しかし、送配電がしっかりと整備されているおかげで、
すべての電力会社を同じように使うことができるというわけです。

同じ品質なら料金やサービスで選ぶ。
そんな時代の中で、新日本エネルギーのおうち時間応援プラン、いかがでしょうか?
「新日本エネルギー-PRICE- 料金」ページ