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2024年10月29日

コラムVol.19『いざとなってからでは遅い!? 自然災害が起きる前に見ておきたいWEBサイト6選』

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いつ襲ってくるか分からないのが自然災害ですが、日頃から情報収集しておくことで被害を軽減できる可能性は十分にあります。今回はご家族の安全のためにチェックしておきたいWEBサイトを厳選してご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

家族を支える

■住まい探しをする方は必見! 「重ねるハザードマップ」

皆さんは現在お住まいの地方自治体が発行・公開しているハザードマップをご覧になったことがありますか? 長年同じ地域に住んでいる方であれば、大雨で浸水しやすいエリアなどは何となく見当がつくかもしれませんが、転勤などで住み慣れない地域に引っ越す場合は必ずハザードマップをチェックしておくべきです。

ハザードマップは市役所等の地方自治体の公式サイトより閲覧可能ですが、画面の大きなパソコンでないと見づらい場合が多いようです。そこでおすすめなのが国土地理院のハザードマップポータルサイトで提供されている「重ねるハザードマップ」です。

こちらは各地方自体が作成したハザードマップを元に国土地理院が統合・デジタル化したもので、パソコン・スマートフォンどちらからでも非常に見やすいのが特徴です。集中豪雨の際に想定される浸水被害などを、画面上の簡単な操作で確認することができます。

ちなみに国土地理院国土交通省の下部組織で、日本で唯一の国家地図作成機関です。そのため信頼性が高いことも見逃せないポイントです。

ハザードマップ※画像は「重ねるハザードマップ」画面を加工して作成

[参考サイト]
国土地理院 | ハザードマップポータルサイト(2024年10月28日閲覧)

■東京都民でなくても見ておきたい「東京備蓄ナビ

続いては「東京備蓄ナビ」です。こちらは東京都防災ホームページのコンテンツですが、実は東京以外にお住まいの方にも有益なコンテンツがあります。

このWEBサイトでは家族構成やペットの有無など、簡単な生活環境を入力するだけで、
・食品等
・衛生用品
・生活用品
・女性用品
・乳幼児用品
・高齢者用品
・ペットに必要な備蓄リスト
以上の7分野で必要な備蓄の品目と分量を、かなり詳細に知ることができます。

実際にこのWEBサイトを使ってみて分かるのは、必要な水の量が意外なほど多いこと。皆さんのご家庭で水の備蓄がどのくらい必要なのか、ぜひこのWEBサイトを使って把握しておきましょう。
[参考サイト]
東京備蓄ナビ(2024年10月28日閲覧)

■見ているだけで楽しくなる! アウトドア用品メーカーのWEBサイト

登山やキャンプといったアウトドアが大好きな方であれば、見ているうちに時間が経つのを忘れてしまうのがアウトドア用品メーカーのWEBサイト。扱っている製品の性質上、災害時に役立つものがとても多いのが特徴です。普段使いできるうえに実用性や耐久性に優れた製品も多いので、アウトドアには特に興味のない方でも見ておいて損はありません。

災害時に役立ちそうなアウトドア用品は少し考えてみただけでも…
・雨具、防寒具
・水筒、クーラーボックス
・簡易トイレ
・調理器具
・各種バッグ

このように非常に多くのアイテムが思いつきます。
なお、なるべく安く済ませたいとお考えの方には「ワークマン」もおすすめ。作業現場で使用するノウハウから生まれた、コストパフォーマンスに優れた製品を見つけることができるはずです。

アウトドア用品

[参考サイト]
ワークマン | WEBサイト(2024年10月28日閲覧)

■見ているうちに食べたくなる?食品メーカー公式WEBサイト

さらに続いては、食品メーカーの公式WEBサイトです。とはいえ今回ご紹介するのは保存食を専門に製造している企業ではなく、皆さんにもおなじみの食品メーカーです。

例えばラーメンでおなじみの「日清食品」やカレーでおなじみの「ハウス食品」などのWEBサイトでは、普段使い用の食品ストックを災害時の備蓄としても有効活用するという「ローリングストック」の考え方が紹介されています。災害時に普段から慣れ親しんでいる食事を摂ることは、心理的な安心にもつながるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
[参考サイト]
日清食品グループ | WEBサイト(2024年10月28日閲覧)
ハウス食品株式会社 | WEBサイト(2024年10月28日閲覧)

■もちろん飲料関係の企業のWEBサイトも要チェック

飲料関係の企業も災害時に備えて様々な取り組みを行っています。例えばアサヒ飲料は三ツ矢サイダーやカルピスなどの人気ブランドで知られる飲料メーカーですが、賞味期間72か月の「アサヒ おいしい水天然水 長期保存水(防災備蓄用) PET500ml」という商品をラインナップしています。

また、ご家庭にウォーターサーバーがあれば災害時にはストックされた水をあてにすることができます。ウォーターサーバーには非常用電源により停電時にも使用可能な製品もありますので、せっかくであればそういった機種を選んでおきたいですね。例えば、最近人気の浄水型ウォーターサーバーの「ハミングウォーター」は災害時の備えとして別売電源ユニットオプションを付けることができます。
[参考サイト]
アサヒ飲料 | WEBサイト(2024年10月28日閲覧)
ハミングウォーター | WEBサイト(2024年10月28日閲覧)

■最後に、お住まいの地方自治体の公式WEBサイトをチェック

最後に絶対に欠かすことができないのが、皆さんが現在お住まいの都道府県や市区町村の公式WEBサイトです。

ここでチェックしておくべきなのは、なんといっても最寄りの避難場所。市区町村によっては地域で主となる避難所(市立の小中学校など)に避難者を収容しきれない際に、保育園や児童館に補助避難所を開設する場合がありますので、そういった情報も要チェックです。

予めご家族全員で避難所の情報を共有しておけば、いざという時の合流もスムーズにいくはず。災害時には携帯電話での通話が思うようにできない事態もあり得ますので、日頃から話し合っておきましょう。

話し合う家族

■おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回は自然災害が起きる前にチェックしておきたいWEBサイト6選をご紹介してみました。

これらのWEBサイトの中から、ご自身やご家族の安全に役立つ情報をぜひ見つけてください!
ライフハックライター 柴山 賢二(中小企業診断士)